2016年4月20日水曜日

霊園計画

都市設計部・計測部・建築設計部と組んで

霊園の計画が始まりました。始動にあたり、

いくつか霊園を視察しました。その中でも多磨霊園の

みたま堂(納骨堂)は感慨深いものがありました。





広大な多磨霊園の一画に佇んでおり、圧倒的な

存在感を持ちながらも、繊細な造りが穏やかで

厳粛な参拝の場を構成しているように感じます。





祭壇です。参拝におとずれた方々の供物や

献花、線香などがありまして、間接参拝方式と

しています。水平を強調した祭壇と奥の納骨堂との

バランスと雰囲気が素晴らしいです。





祭壇と回廊の屋根部分です。柱、壁のコンクリートによる

重々しさに対して、簡素かつ軽快な造りとした感じです。

相性が非常によく、決して威圧的ではない荘厳さが

感じられました。造りに隙がないです。      





祭壇から回廊や通路を通り地上より

下がった位置に円形のホールがあり、

薄暗い廊下から眼前に現れてきます。


円錐形のモニュメントが中央に配置され

頂部付近から水盤へと水が流れて、

せせらぎがホール全体を満たしています。


その上部に自然光を取り込むようになっていて、

それもまた素晴らしいです。





見上げると、吸い込まれそうになります

建物によって人の体が浮くような感覚を

受けたのは初めての体感です。



今後進めてる霊園計画とは広さや規模が

違いますが、細かな部分や考え方などを

参考に、質の良いものを生み出していきたいです。















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